税理士兼ランナーの檜山です。
いよいよ今週末はひろしま平和マラソンです。10月は後半仕事が立て込んだり風邪をひいたりと練習不足となりました。ラスト4日間だけでもみっちり練習しなければとちょっと焦ります。
年末が近くなり、お客様のところにも所轄の税務署から年末調整関連書類が入った大きめの封筒がちらほらと届いているようです。これを見ると年末が近づいてきていると改めて思います。
今年の年末調整に絡んだ主な改正点としては、生命保険料控除が挙げられます。
(昨年まで)
【区分】 生命保険料 個人年金保険料
【控除額】生命保険料分(上限5万円)と個人年金保険料分(上限5万円)の合計額(10万円)
(今年から)
【区分】 生命保険料(新) 生命保険料(旧)
個人年金保険料(新) 個人年金保険料(旧)
介護医療保険料
※(新)、(旧)については23年締結以前が(旧)それ以後が(新)となります。
なお、控除証明書にも記載があります。
【控除額】以下の1~3の金額の合計額(上限12万円)に変わります。
1.生命保険料分
①.生命保険料(新)の金額に応じた控除額(上限4万円)
②.生命保険料(旧)の金額に応じた控除額(上限5万円)
③.①+②(上限4万円)
②と③を比較し大きい方を選択(上限5万円)
2.個人年金保険料分
①.個人年金保険料(新)の金額に応じた控除額(上限4万円)
②.個人年金保険料(旧)の金額に応じた控除額(上限5万円)
③.①+②(上限4万円)
②と③を比較し大きい方を選択(上限5万円)
3.介護医療保険料分
介護医療保険料の金額に応じた控除額(上限4万円)
控除額は実際に増えるケースが多くなるとは思いますが、今年の「保険料控除及び配偶者特別控除の申告書」は例年以上にわかりにくくなっています。給与事務担当者の方・給与所得者の方はよく読んで記入するようにしましょう。