税理士の手嶋です。
最近、携帯電話をガラケーからiphone5へ変えました。
ようやくのスマホデビューです。まだちょっとしか使っていませんが、何だか進化がすごいですね。
いまは仕事に役立つアプリがないか探すのを楽しんでいます。
では本日のお題です。あなたの相続対策は何でしょうか?
家ごとに必要な相続対策は違いますが、一般的には次の3つになります。
①遺産分割の対策
②納税資金対策
③節税対策
基本的には重要性もこの順番と同じです。
ではこれらの対策は誰が行うものでしょう。
当然、財産を所有している人、すなわち親になります。
ですから①から③の相続対策は基本的には財産を所有している親が行うものです。
ということは・・・、財産をもらう子はいくら相続の心配をしても親の理解と協力がないかぎり
相続対策はできないのです。
例えば家族の間に無用な争いが生じないよう、遺言書を作成しておいてほしいと思っていても
親にその気がなければ難しいでしょう。
遺言書の作成はとても大変なことで、本人が死と向き合う勇気や深い考えが求められます。
子供は平等にかわいくても、本家を守るために遺言の内容は不平等になることもあります。
他にも贈与を活用すれば節税対策になるとわかっていても、同様に親にその気がなければ
話は進みません。
お金はパワーですし、貯えが減るのは心細いもので、親も減らしたくはないのです。
このように気の重い作業をしてもらうには、どうすればいいのでしょうか。
やはり残された家族の幸せを考えてもらうしかありません。
そのために必要なのは“親孝行”ではないかと思います。
経験上、親子が助け合い、仲が良い家族の方が相続対策に積極的な気がします。
親から子へ現金贈与している家族の仲は良いものです。
なかなか親孝行するなんてことは照れ臭いものですが、親も自分もハッピーになると
考えれば良いことばかりです。
ですから親に相続対策をしてほしいと考えている人は、今より一層親孝行に励んでみることを
おすすめします。
ちなみに私は親歴2年弱です。
子どもが自分のために何かしてくれたら、何であろうと幸せだろうな~、と想像しました。