税理士の手嶋です。
ふるさと納税の特集をテレビで見ました。
地方自治体が寄付を集めようと様々な特産品を用意していることを知らず、少々驚きました。
ふるさと納税は、住民税の納付先を自分で選べる制度ではなく、寄付金の制度です。
全ての都道府県、市町村から自由に選択できます。
簡単に言うと、寄付した金額から2,000円を差し引いた金額が、
翌年の所得税と住民税から減額されます。
平成26年に50,000円の寄付をした場合には、確定申告をすることで
所得税と住民税が本来の税額より48,000円安くなります。
納めている所得税・住民税によっていくらまでが上記のような計算になるか
違いますので、この点は注意が必要です。
10,000円の寄付をすると5,000円相当の特産品が送られてくるものが多いようです。
10,000円ずつ5か所、合計50,000円寄付すると、実質負担2,000円で、
5,000円相当の特産品が5つ届きます。
この制度、確定申告が必要な点が最大のネックなわけで、毎年確定申告している人は
利用してみるのも良いかもしれません。
私の故郷、周南市はふるさと納税の特典がないようで少し残念な感じです。
ふるさとに対して貢献したいという気持ちを実現する制度ですから、
特典目当てで寄付先を決めるのは本来の趣旨とは異なりますが、
お得度ランキングなどを見るとモノにつられるのも仕方ないような気がします。
とはいえ、私は山口と東北を寄付先に選んでみようと思います。