税理士の手嶋です。
7月3日に国税庁が相続税や贈与税の算定基準となるH29年度の路線価を発表しました。
全国平均では2年連続の上昇、13の都道府県が上昇しており、広島県もその1つでした。
上昇は、中国地方だと広島県、九州だと福岡県のみです。都市部への人口集中、地価上昇が表れています。
東京は最高路線価バブル期超えとのことで、地方とは別次元です。
H25年の路線価について、以前ブログに書いたことがありますが、そのときは5年連続で下落していました。当時と比べると地価と株価はかなり上昇しました。
広島市の最高地点は例年通り“中区胡町福屋百貨店前の電車通り”です。
H29年の㎡単価は2560千円です。
H25年は1770千円、過去最高のH4年10720千円でした。
坪単価に直すと、H4年3537万円、H25年584万円、H29年844万円です。
結構、値動き激しいです。
広島県の標準宅地の対前年比変動率は+1.2(H28年は+0.5)です。
この数値は広島県全体での数値です。
ここ2~3年、不動産価格は上昇局面のため、売却のお手伝いをすることが多く、売買金額が上がっていることを実感していました。広島市内の変動率はもっと上昇しているはずです。
そういえば、基礎控除の引き下げは、地価下落が続いて課税対象者が減ったことも要因だったと思うのですが、引き下げ決まってから地価上昇しているのですね。
今後、広島の不動産はどう変化しますかね。
上がり方が急なので一息つくようにも思いますが、さて。