令和1年分の年末調整と同時期に、職場へ「令和2年分 給与所得者の扶養控除等(異動)申告書」を提出した方も多いと思います。
そしてその最下段に、「単身児童扶養者」という欄が新たに設けられています。
ここはどういった場合に記入するのでしょうか?
申告書の裏面に単身児童扶養者についての説明は書いてあります。そこでは・・・
「所得の見積額が48万円以下の児童について、児童扶養手当の支給を受けている当該児童と生計を一にする父または母のうち婚姻をしていない者または配偶者の生死が明らかでない者」
と書いてあります。
ここで引っかかったのは、【婚姻をしていない者】の範囲でした。
一度婚姻をしてその後離婚をした人も、今は婚姻していないと言えそうだしなぁ・・・。
なかなかスッキリしなかったので、役所の窓口で確認してみました。
その結果・・・
「一度婚姻した後に離婚し現在一人で児童を扶養している場合は、単身児童扶養者には該当しない」とのことでした。
そもそもこの場合は以前よりある【寡婦】に該当します。
ここでいう【婚姻をしていない者】とは、「婚姻をせずに」児童と生計を一にしているような場合となるようです。
いわゆる「未婚の母・父」ということでしょうか。
日本語って難しい。
よつば会計
中田 裕介
一年で一番の繁忙期である確定申告が今年も始まりました。
今年は暦の関係で、令和2年3月16日(月)が所得税の申告期限日となります。
1年分の資料を整理するだけでも大変な作業ですが、申告期限日ギリギリになると、税務署・税理士事務所すべて混み合いますので、確定申告は早めに済ませておきたいところです。
仕事の話はここまでにして、先日お客様より本を頂きましたので、ご紹介させて頂きます。
タイトルは、「影の宰相 小早川隆景 真説・本能寺の変」 著者 米山 俊哉 氏 です。
歴史好きな私にはとっても嬉しい一冊ですが、すみません、まだほとんど読めておりません・・・
繁忙期が終わったら、ゆっくり読みたいと思います。
よつば会計
井手野下
中田です
どちらかといえば本好きです。今年もワクワクするような一冊に出会いました。「三体」というSF小説です。タイトルからは何のことかさっぱりわからない本です。中国のSF小説が面白いのかなということで買うのを迷っていましたが、翻訳がとてもよく、まあ面白い一冊でした。SF小説を読んでいない人にもお勧めします。
今読んでいるのは「生命の歴史は繰り返すのか? 進化の偶然と必然のナゾに実験で挑む」で、半分くらいまで進みましたが苦労しながら読んでいます。進化の偶然と必然という言葉にひかれて手に取ったのですが、同じような実証実験に挑む話が延々と続いており次の展開に進みません。もしかしたらこのまま終わってしまうような予感がしています。進化についての最新の研究、しかも実証実験というのはどんな困難にも負けずに大変な作業を延々と繰り返すということは理解できました。もしあの小惑星激突が起こらずに恐竜の時代がもっと続いていたら人間そっくりの恐竜人間が誕生していたのかというあたりは面白かったのですが。
それはさておき、情報や流通の変化に伴って本屋さんも閉店が続き出版業界も大変なことになっているようです。そういう私も、本はほぼAmazonで買いますし、こういったニュースもネットサーチしています。それでも年に数回は本屋さんに立ち寄って本を選んでいます。思いもかけなかったような出来事や考え方に出会え、先人や今を生きる人達の苦労や思いを知るには本は欠かせないものだと思います。大丈夫だと思いますが出版業界頑張ってほしいです。みんなで支えていきましょう。