なかなか収まらないコロナ感染症。
コロナ自体も生命に係る問題ですが、その経済的影響も、事業者にとっては
生命に係る問題です。
私たちのブログでもコロナ関連の「税」に対する情報を随時発信させていただ
いています。
また、ご相談などございましたら、お気軽にお声をかけていただければと思います。
さて、そんな中ですが、少し息を抜いたお話を。
私は趣味で平和公園の写真を撮っています。
撮り始めて6~7年になるかと思います。
これと言って、目的がある訳ではないですが、よぼよぼのじいさんになったら、
平和公園の片隅で子供達を集めて、自分の撮った写真を自慢しながら、
「平和」についてうだうだお話をする、
そんな胡散臭いじいさんになれたらいいな、などと思っています。
若い頃読んだ小説に魯迅の「狂人日記」というのが有ります。
主人公は、いつか自分が周りの他人に食われるのではないかという
妄想を持っています。
その強迫観念はどんどん強くなります。
しかし、主人公の異常な妄想は本当に妄想なのかという疑問が生まれてきます。
この主人公こそ、正常な人間ではないか?と思ったのを覚えています。
魯迅は人間が人間を食うという主人公の妄想をとおし、人間の中に在る「悪」を
想起させていきます。
(背景としては、中国旧来の儒教制度に対する批判でもあります)
そして、物語は「人間を食ったことのない子供はまだいるかしら、
子供を救え・・・」と結ばれます。
「平和」や「正義」や「政治」など、大それたことはできませんが、
純粋な子供たちに何か伝えることのできるじいさんになりたいです。
昨今の、米中の生臭い駆け引きを見ながら、そんなことを思いました。
今年、広島と長崎は75年目の夏を迎えます。 (大嶋)