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 税理士の檜山です。

中退共や企業型DCなどの退職金制度の導入を検討する際に、はぐくみ企業年金に興味を持たれる方が増えてきた印象があります。

はぐくみ企業年金は、厚生労働省の許可を受けて設立された確定給付型の企業年金です。

福祉や医療など、社会の発展を下支えする人たちの福利厚生や資産形成を支援するために設立されましたが、昨今では福祉・医療業界以外の業種業態でも加入が可能です。

特徴としては、

  1. 従業員にとってのメリット)掛金に応じて社会保険や所得税等の負担が減少
  2. 従業員にとってのメリット)退職や休職、育児・介護休業時に受取可能
  3. 役員にとってのメリット)中退共や特退共は役員加入不可だが、はぐくみは加入可能
  4. 会社にとってのメリット)福利厚生が充実しイメージアップにつながる

注意点としては、

  • 資産運用の結果、給付額に達しないときは会社がその差額を負担する必要があります。
  • 運営を続けるためには、一定のコストが必要です。
  • 確定給付なので、運用方法の選択はできません。
  • 2018年に創設されたばかりなので歴史は浅いので、若干不安

退職金制度の導入を検討する場合、中退共・企業型DC・はぐくみ企業年金を比較検討して会社にあった制度を活用するのがよいでしょう。

社会のデジタル化の進展に伴い、税・社会保障分野のデジタル化も急速に進んでいます。

現在、国税庁が行っている取り組みについて、代表的なものを2つ紹介します。

【キャッシュレスで「行かない」納付】

国税の納付については、金融機関やコンビニなどで現金で支払う方も多いのではないでしょうか。

次のようなキャッシュレス納付を利用すれば、窓口に行かずに国税を納付することができ、現金管理の事務負担も減らすことができます。

・ダイレクト納付(e-Taxによる口座振替)

・インターネットバンキング

・クレジットカード納付など

なお、e-Taxで申告を行った法人等には、令和6年5月以降「納付書」が送付されなくなりました。

【確定申告等の控えへの収受印の廃止】

令和7年1月から、確定申告書等の控えへの収受印の押印が廃止されます。

提出事実・提出年月日を確認する方法としては、電子申告(e-Tax)で確定申告書等を提出している場合は、e-Taxの「受信通知」や「電子申請等証明書」によることになります。

現在電子申告をしている方は、上記の「受信通知」により提出したことを証明することができますが、紙で提出している方は、収受印がなくなりますので、今までのように申告書の控えをコピーして提出、では証明することができなくなります。

キャッシュレス納付や電子申告(e-Tax)の利用を検討してみるよい機会かもしれませんね。

[2024.07.05]
38年前と違う

小学校

①胸につけている名札は登下校中は裏にしておく

②給食は残してもよく、昼休憩に残って食べなくてもよい

③長ズボンを履いてもよい

④学校からの連絡がアプリでくる

⑤夏休みに学校のプールに毎日行けない

⑥昔は違ったと言うと嫌われる

よつば会計

中田裕介

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