よつば通信 Vol.20① 2018年路線価が発表になりました
国税庁から、7月2日に路線価が発表されました。国内の土地の評価の指標はいくつかありますが、それぞれの特徴をまとめてみました。
公示地価・路線価・固定資産税評価の違いとは
【公示地価】
公示地価は、地価公示法に基づいて、毎年1月1日における標準地を選定して、3月中旬頃に公表されます。
公示地価とは、一般の土地の取引に対して指標を与えることを目的としており、公共事業用地の取得価格などを決める際の基準としても用いられる評価額となります。
【相続税路線価】
一般的に「路線価」といわれているのが「相続税路線価」で、毎年7月頃に公表され、相続税や贈与税を算出する際に用いられる評価額となります。
路線価は、公示地価の80%相当となっています。
【固定資産税評価額】
固定資産税、都市計画税、登録免許税、不動産取得税の課税の際に適用されます。
土地の固定資産税評価額は、公示地価の70%相当となっています。固定資産税評価額は、3年に1度評価替えが行われます。
平成30年は評価替えの年です。
2018年の路線価からみる広島県の土地の動向
2018年の広島県内の路線価は、昨年より平均で1.5%上昇しました。前年超えは3年連続で、上昇率は0.3ポイント拡大しました。
広島市中心部は、広島駅南側で8~9%台、広島駅北側で5~10%台、本通は9%台、マツダスタジアム周辺は5%台と高い伸びを示しており、都市部の上昇が全体をけん引しています。
※掲載の情報については、2018年7月17日現在のものです。